Date - 2017.04.10
今年3月に東京都にてハチミツの摂取が原因と推定される『乳児ボツリヌス症』の死亡事故が発生しました。
『乳児ボツリヌス症』は、腸内環境が未発達な1歳未満の乳児に特有の病気で、口から取り込んだボツリヌス菌が腸内で増殖し、その際産生される毒素により発症します。
発症すると、頑固な便秘を起こし、次第に全身の筋力が低下し(飲み込む力が弱くなるなど)、重症の場合、呼吸困難や呼吸の停止が起こることもあります。
ボツリヌス菌は、土や、海や川の泥砂中に存在するため、ハチミツにも含まれていることがあります。厚生労働省は、『乳児ボツリヌス症』の主な原因食品はハチミツであるとして、乳児のハチミツ摂取について注意喚起をしています。
参考リンク(クリックでリンク先に移動します。)
ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。(厚生労働省ホームページ)
乳児ボツリヌス症の予防対策(厚生労働省ホームページ)
ボツリヌス菌(東京都の食品安全情報サイト)