いざというとき、あなたの食の備えは大丈夫?
食事の基本は、1日3食「主食」「主菜」「副菜」をそろえることですが、災害時はライフラインが途絶え、食料品が不足することが予測されます。
また、災害時はストレス等により食欲が低下することがあります。日頃から、食べ慣れた長期保存できる食品を用意しておきましょう。
災害が起きたときも困らないために、家族の人数に合わせた食品や水分を備えておきましょう。
食料備蓄は、最低でも3日分、できれば1週間分!
熊本市地域防災計画では、ご家庭で最低3日分、できれば1週間分の食料備蓄をすすめています。
特に、赤ちゃんや妊婦や、高齢の方、食物アレルギーや慢性疾患を持つ方など、
特殊な食品を必要とする場合は、1週間分以上の備えが必要です。
自治体の備蓄には限りがあるため、普段からご家庭で確保しておきましょう。
【必需品】
水 (1人1日おおよそ3リットル程度〔飲料水+調理用水〕)
【主 食】
米(アルファ米)・無洗米、乾麺(うどん・パスタなど)、乾パン、カップ麺、シリアル
【主 菜】
レトルト食品、缶詰(肉・魚)、ソーセージ、高野豆腐、ロングライフ牛乳(常温保存可能)
【副 菜・その他】
野菜・乾物(切干大根、のり等)、野菜ジュース、汁物(インスタントみそ汁等)
【ホッとするもの】
ようかん等の菓子、お茶・コーヒー・ココア(スティック)等
他にあったら便利なものとして、カセットコンロ・カセットボンベ、水容器などがあります。
日ごろからご家族に合わせた食品を準備しておきましょう
<慢性疾患をお持ちの方、食物アレルギーをお持ちの方>
症状にあったものの準備が必要です。
特別な食品は手に入りにくい状況なので普段使っている食品を多めに常備しましょう。
<高齢者>
しっかり食べましょう。特にエネルギー不足にならないようにしましょう。
飲み込む、噛む力に不安がある方がいる場合は、食べやすさにあわせた食品を準備しましょう。
<乳幼児>
育児用ミルクや段階に応じたベビーフードなどを準備しましょう。
また、お子さんのお気に入りの食品を常備し、落ち着ける環境もつくりましょう。
備蓄食品の保管 〜備蓄食品を日頃の食事にとり入れましょう〜
備蓄食品は、定期的に確認しなければ、いざというとき賞味期限が切れていることもあります。
そのため、
備蓄食品を普段から少し多めに、保存期間の長い食材・加工品を買っておき、
使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法を
ローリングストック法といいます。
ローリングストック法(回転備蓄法)のポイント
(1)古いものから使い、必ず補充
賞味期限を確認して、期限が切れないうちに使いましょう。
それぞれの家庭に合った備蓄方法で上手に回転させましょう。
(2)月に1回防災食の日を
ローリングストック法では、定期的に食べて入れ替えることが大事です。
家族そろって、月に1回防災の話をしながら食べてみてはいかがでしょうか。
食べなれておくと、いざというときの不安も軽減されます。
災害時の食の備えについて詳細を記載しておりますので、ぜひご覧ください!
→ ちらし
資料参考)
・りんどう 第3号 2016年 (公益社団法人 熊本県栄養士会)
・緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド (農林水産省)