■「家庭力」の向上を
親しい人や大好きな人と一緒に食べる食事は一段とおいしく、一緒に食べる人との信頼感や安心感を深めるものです。
しかし近年、核家族化等ライフスタイルの変化により、家庭の「食卓」でのコミュニケーションを通じた、食事のマナーや食文化の伝承などがおこなわれず、本来家庭が持つべき『家庭力』が減退しつつあります。
「食育」の基本は「家庭」であり、「健康」の始まりは「楽しい食卓」にあります。
動植物の命をいただくことで、自分の身体が成り立っていること、食物を育ててくれた人やおいしく調理してくれた人への感謝のために「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつや、「いつもありがとう」「おいしかった」の言葉かけから、家庭での食育を始めてみましょう。
また、熊本市がおこなったアンケートでは、食育に対する意識や実践度は、男性より女性が高くなっています。家庭での食育を進めるために、女性・母親だけでなく、男性・父親も食事づくりや後片付けに積極的に参加しましょう。
○熊本市の検証指標