■健康は、健全な食生活と適度な運動から
近年、高血圧や糖尿病などの生活習慣病は増加の一途をたどり、国民の死因別死亡率の6割は生活習慣病です。熊本市においても死因別死亡率は同じ状況で、全医療費の約4分の1は生活習慣病となっています。(国民健康保険課調べ)
食生活の乱れによる肥満が増加する一方で、若い女性に多い過度のダイエット等による低体重(やせ)の増加が見られ、妊娠期の低栄養による低出生体重児の増加等を招いています。また、高齢者においても、食生活の偏りや口腔機能の低下等に起因する低栄養が懸念されています。
食育は、こどもだけのものではありません。
「食」に関する情報はあふれ、食べたいものがすぐに手に入る便利な時代だからこそ、自分の生活スタイルや健康状態にあった「食を選択する力」を身につけ、生涯にわたって「楽しく食べる大人」になることが大切です。
市民一人ひとりが日々の生活習慣を振り返り、「健全な食生活」や「適度な運動」を習慣づけ、生活習慣病を予防し、介護予防へとつなげていきましょう。
★メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を知っていますか?
日本人の三大死因はがん、心臓病、脳卒中で、そのうち心臓病と脳卒中を合わせた循環器病を引き起こす原因は「動脈硬化」です。最近の研究で肥満(特に内臓のまわりに脂肪が蓄積した内臓肥満)がさまざまな生活習慣病を引き起こし、「動脈硬化」の要因となることがわかってきました。
内臓に脂肪が蓄積し、高血圧症・脂質異常症(高脂血症)・糖尿病などの生活習慣病が起きやすい状態が「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」です。
メタボリックシンドロームは大人だけの問題ではありません。近年、生活習慣病は低年齢化し、こどもの肥満は増加傾向にあります。幼いころからの食育で、メタボリックシンドロームを予防しましょう。
*判定基準
画面をクリックすつと拡大します
○熊本市の検証指標